いり酒の作り方と効果チョイ足し術があさイチで紹介されました。しょうゆが普及するずっと以前、室町時代から使われているという、日本酒を使った伝統調味料だと言ういり酒。いり酒は、日本酒に削り節、昆布、梅干しを入れて5分煮込んで作る調味料で煮びたしやお吸い物、ブリの照り焼きなどに使うととても簡単においしく作れるそうです。
いり酒は、くせは少ないけれど、うまみが強く、色もうすいため、素材本来の味や香り、色合いをひきたててくれる和食にぴったりの万能調味料だという。いり酒の作り方を、有名レストランガイドで11年連続で星を獲得し続けている日本料理店店主の鈴木好次さんが教えてくれました。
いり酒の作り方(アルコール分が残る)(アルコール分が残る作り方)
<材料>
日本酒 700ml
かつおぶし 30g
昆布 10㎝四方
しょっぱい梅干し 塩分18%以上のもの 4個
<作り方>
1、鍋に日本酒、かつおぶし、昆布、梅干しを入れて5分煮込む。
沸騰したら弱火に資、3分煮る。
2、冷蔵庫でひと晩寝かせ、ざるにペーパータオルを重ね、しっかりとこせば完成です。
※保存方法:冷蔵庫で2週間保存可能です。
いり酒の効果
くせは少ないけれど、うまみが強く、色もうすいため、素材本来の味や香り、色合いをひきたててくれる。
日本酒のアルコール成分をあえて残すことで、ただ味をつける調味料というだけではなく、肉や魚のくさみ消しや、煮物や焼き物をしっとりとしあげてくれる効果もあるのが特徴。
味の決め手は、「梅」。
塩分濃度が18パーセント以上のしょっぱくて、やわらかい梅を使うことで、日本酒やかつお、昆布のうまみを引き立てる。
※しょうゆやめんつゆのように、つけだれとして使う場合は、煮切るか電子レンジにかけるなどしてアルコール分を飛ばしてから使うのもオススメです。
いり酒の作り方(アルコールを飛ばした)
こちらは2015年にあさイチで梅干しが特集されたときに紹介されたレシピで、昆布がなく塩を入れて作る作り方で
<材料> 作りやすい分量
白梅干し 2個(塩分18%以上のものを用意します)
日本酒 2合
塩 10g
かつお節 10g
<作り方>
1、日本酒・梅干しを鍋に入れ、アルコールをとばすため強火で火にかける。
★炎が上がることがあるので注意してください。
2、沸騰が冷めないくらいの火に戻して、水分量が半分になるくらいにまで煮詰める。
★梅干しは潰さない方がいいのでそのままでOKです。
3、半分になったら塩を入れ、さらに2~3分煮る。
4、鰹節を入れ、一煮立ちしたら火を止めこす。
※保存期間は冷蔵庫で1週間くらいです。
いり酒チョイ足し技
いり酒にコクがある調味料を1つ、チョイ足しするだけで、アレンジも自在なんです。料理の味つけはもちろん、つけだれやドレッシングとしても使えるそうです。
<分量の割合>
おおよそ、いり酒:チョイ足し調味料=1:1もしくは2:1。
味見しながら、お好みの味に調整してください。
【チョイ足しアレンジ例】
・いり酒+ごま油=「チャーハン」や「中国風の炒めもの」に。
・いり酒+オリーブ油=パスタやリゾットに。
・いり酒+ケチャップ=ポークチャップに。
・いり酒+マヨネーズ=ポテトサラダに。
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