こどもの日2022何する?何食べる?こどもと風習を過ごしてみよう!の紹介です。
こどもの日は、男の子のためのお祝いの日という印象が強いですが、1948年に制定された祝日法によると“こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する”日なのだそうです。
こどもの日は、男の子だけでなく、女の子(子ども達)をお祝いすると共に、母に感謝する日でもあるのですが、中々知られていませんね。
こどもの日2022何する、何食べる?風習をこどもと過ごしてみよう!
2022年のこどもの日は、何する?何食べる?風習を調べてこどもと過ごしてみませんか?
昔の風習では、どんな風に過ごしていたのでしょうか?
まずは、五月飾りを飾り菖蒲湯に入り厄除けをして、かしわ餅やちまきを食べ子孫繁栄など縁起を担いでいたようです。
五月飾りや菖蒲湯の由来や意味、かしわ餅やちまきを食べる風習の意味も調べてみました。
五月飾りや菖蒲湯の由来や意味
五月飾りは、鎧兜や武者人形や鯉のぼりです。
五月飾りは、鯉のぼりが神様への目印で、鎧兜・武者人形が厄災から守るという意味になっています。
こどもの日に菖蒲湯に入る由来は、端午の節句の歴史と関係しています。
端午の節句は、古代中国で月初めの厄払いの行事でした。
雨季を迎える5月は、病気や災厄が増えることから、菖蒲の強い香りが邪気を祓うとされていたために邪気払いに菖蒲が使われたようです。
菖蒲は、菖蒲湯やお酒に浸して飲んだりしたそです。
この端午の節句の風習が日本に伝わり、鎌倉時代から江戸時代に変わるころには、武家社会だったことから端午の節句は男の子の成長を願う行事として認知されたそうです。
菖蒲湯には、季節の変わり目でもある5月は体調を崩しやすいので、健康に過ごせますようにという意味も込められています。
菖蒲湯の入り方
菖蒲湯の入り方に特別な決まりはないようですが、菖蒲を輪ゴムなどで束ねて軽く洗ってからお風呂にそのまま入れてからお湯を入れます。
先に菖蒲を入れてからお湯を溜めることで、菖蒲の香りが楽しめますよ。
最近では、こどもの日が近くなると菖蒲が売っているようになりました。
子どものころ、菖蒲湯で使う菖蒲は、きれいな花を咲かせる花菖蒲(アヤメ科)だと思っていました。
でも、菖蒲湯に使うのはサトイモ科の菖蒲で、花菖蒲に対して葉菖蒲と呼ばれます。
かしわ餅やちまきを食べる風習の由来と意味
こどもの日に何食べる?
かしわ餅!!
小豆あんや白あん、味噌あんなどの入った餅を、柏の葉で包んだもの。
こどもの日や端午の節句の食べ物というと、かしわ餅やちまきですね。
かしわ餅やちまきには、こどもの日だから食べる特別な理由が込められています。
かしわ餅の由来と意味
かしわ餅は、江戸時代に江戸でうまれた日本独特のものです。
かしわ餅の柏は、昔から神聖な木とされており、柏の葉は特別な葉で新芽が出ないと古い葉が落ちない事から、「家系が絶えない」「子孫繁栄」という考えに結びつき、端午の節供の縁起の良い食べ物となりました。
かしわ餅が広まり始めたのは、江戸時代と言われています。
江戸時代のかしわ餅は、「味噌餡」や「塩餡」が主流だったそうです。
ちまきが食べられるようになった由来や意味
ちまきが食べられるようになったのは、中国伝来によるものです。
ちまきとは、もち米・うるち米・米粉などで作った餅を、笹・茅(ちがや)などの葉で包んでイグサなどで縛った食べもののこと。
作ったちまきは、笹の葉ごと蒸したり茹でたりと加熱してから、葉の部分をむきながら食べます。
私の地域では、ちまきを食べる風習が無いらしくあまり食べたことがないのですが、味つけはしていないそうです。
だから、笹の香りがついたおにぎりを食べているような味なのだそうです。
ちまきの由来は中国の故事、楚国の詩人屈原(くつげん)の死を供養するためのものだったと言われています。
王の側近であった屈原は、陰謀により国を追われ5月5日に川へ身投げしたそうです。
屈原の死を嘆いた人々は、毎年5月5日になると川へ供物(米を詰めた竹筒)を投じて霊に捧げました。
しかし、供物は川に住む悪い竜に食べられてしまうので、竜が嫌う葉で米を包み、五色の糸で縛ったものを流すようになりました。
これがちまきを食べる風習の始まりだと言われています。
ちまきには、子どもの健やかな成長を祈る健康祈願と、魔除けの意味が込められているそうです。
ちまきを包む茅も笹の葉も、香りが強く感じられるため邪気を払う働きがあると信じられていました。
ちまきは厄除けのための食べ物でもあったようです。
また、包んだちまきを結ぶ糸の色にも意味があるらしく、赤・青・黄・白・黒の5色の糸は、五行説で万物のもととされている「木火土金水」に対応したものです。
五行を取り入れることで、子どもの健康や魔除けを祈願しているといわれています。
また、をちまきは、茅(ちがや)の葉で包んでいるため、その昔「ちがやまき」と呼ばれていたそうですが、 「茅」という字は「ち」とも読むため、「ちまき」という名前が多く使われるようになったといわれています。
ちまきを漢字表記すると、「粽」と書くそうです。
童謡の「背くらべ」(作詞:海野厚、作曲:中山晋平)では、兄さんが食べていました。
5月5日に「ちまき」を食べる中国の風習は、奈良時代に日本に伝わったそうです。
中国の文化が最初に伝わったのが当時の都だったので、「ちまき」を食べる風習は、奈良から関西・近畿を中心に西日本一帯へ広がったのだとか。
どうりで、関東方面の私の地域では「ちまき」を食べる風習が無いのですね。
代わりに、江戸時代の武家社会に由来する食べ物として江戸幕府があった関東では「かしわ餅」を食べる風習があったのですね。
こどもの日2022何する、何食べる?のまとめ
こどもの日2022何する?何食べる?こどもと風習を過ごしてみよう!の紹介でした。
こどもの日には、まずは、鯉のぼりや五月飾りを飾り菖蒲湯に入り厄除けをして、かしわ餅やちまきを食べ子孫繁栄などの縁起を担ぐ風習をこどもと家族で過ごしてみませんか。
我が家では、毎年鯉のぼりを上げ、小貴様を飾りかしわ餅を食べています。
菖蒲湯は、記憶をたどっても数えるほどあるかないかでした。
家族の健康を願って今年はスーパーでみかけたら、菖蒲湯に入ってみたいですね。
最近では、関西・関東関係なく、ちまきやかしわ餅が食べられているそうです。
私も今年は、ちまきをみかけたらかしわ餅とちまきの両方を家族で食したいです。