ピラズベリーの育て方と豊富な栄養を活用するレシピ、愛犬も食べられる果実を紹介します。
ラズベリーは、日本では木苺、フランスではフランボワーズとも呼ばれていて、甘酸っぱい味と愛らしい姿が特徴の果実です。
ラズベリーには、6月から7月に収穫を行う一季なり性のものと、秋頃(10月から11月)にも収穫できる二季なり性のものがあります。
二季なり性のラズベリーは、ちょうど今頃が2回目の収穫期となっています。
我が家でも、昨年の秋頃ラズベリーの苗を植えました。
ラズベリーの苗は頂いたものでしたので、一季なり性なのか二季なり性なのか分からなかったのですが、今、収穫出来ているので二季なり性のものでした。
ラズベリーの育て方
ラズベリーとは?
ラズベリーは、バラ科のキイチゴ属に分類される低木性落葉果樹です。
キイチゴの仲間は、日本にも多くの野生種が自生しています。
完熟した果実は、まさに赤や黄色の宝石のようです。
ラズベリーは、完熟してから生食すると、甘酸っぱくて濃厚な味わいが楽しめます。
香りも良く、赤くて可愛い果実は、ケーキやムースなどの飾り付けにも活躍しています。
ラズベリーは、病害虫に強く家庭での庭植え(地植え)や鉢植えでも十分に育てることができます。
我が家でも、鉢植えにしてますが植えて1年目で最初の果実を収穫することができました。
ラズベリーの苗植えの時期と方法
ラズベリーの苗は、種類にもよりますが、9月から3月が植え付けの適期です。
ただ、真冬は幼い苗にとっては厳しい環境なので、12月中旬から2月中旬までは、地植えは避けた方が良いそうです。
ラズベリーは、地植えだけでなく鉢植えでも育てられます。
鉢の大きさ次第で、株のサイズも変わるので小さく育てたい場合は小ぶりの鉢を用意します。
また、ラズベリーは地下茎を伸ばして横に広がっていきます。
ラズベリーを地植えする場合は、周囲の植物へ影響を与えない場所に植えつけたほうが良いそうです。
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木いちご(キイチゴ):ラズベリー インディアンサマー4~5号ポット[二季なりの人気ラズベリー][苗木]
土づくりと肥料
ラズベリーは、基本的には土を選ばずに育ちますが、用土は水はけと水もちが良い有機質の多く含まれた弱酸性の土壌を好みます。
ラズベリーを鉢植えにするときは、赤玉土小粒、腐葉土、川砂を6:3:1の割合で土をブレンドします。
肥料は年に3回、2月に元肥を、6月と9月に各1回、追肥を適量与えます。
鉢植に肥料をあたえるときは、株元から離して円状におきます。
地植えにする場合は、植える予定の場所に腐葉土を混ぜて耕しておきます。
土の配合が難しかったり面倒な場合は、園芸店などでベリー用の培養土が販売されているのでそれを使うと良いです。
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ラズベリーの置き場所(日当たり)
ラズベリーは、日当たりの良い場所を好みます。
ただし、真夏の直射日光に当てると弱ってしまうことがあるため、半日陰程度の場所で育てたほうが良いです。
特に、梅雨などのジメジメした時季はカビが生えてしまったりすることがあります。
できるだけ風通しが良い場所に置いて予防するといいようです。
ラズベリーは一度根を張ってしまうと繁殖力が強いため藪になりやすく、思わぬ場所から生えてきたりもします。
鉢植えにしておくと、置き場所の移動も簡単に行うことができます。
ラズベリーの水のやり方
植えのラズベリーは、土の表面が乾いて白っぽくなったら水やりの目安です。
鉢底の穴から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
春先は1日1回程度のペースで大丈夫です。
7~9月上旬までの暑い季節は、乾燥しやすいので朝夕2回ぐらいの頻度で水やりしたほうがよいです。
地植えのラズベリーは、特に水やりする必要はないですが、日照りが続いたときや葉がしなっとなている状態のとき水やりをします。
鉢植え、地植えどちらにしても、夏場の乾燥には注意したいところです。
冬は落葉し、休眠しますが断水せずに、土の表面が乾いたタイミングで水やりを行います。
また、地植えの場合は日照りが続かない限り、特に水やりをする必要はありません。
春秋と同様に土の様子を見ながら水やりをするといいです。
ラズベリーは愛犬が食べても大丈夫?
ラズベリーは、意外にもドックフードの原料にも使われていることがあるそうです。
ラズベリーの香り成分(ラズベリーケトン)という成分には、脂肪燃焼に効果があるとされているそうです。
愛犬にラズベリーの与え方や注意点
カロリー・糖質は果物の中でも低い方ですが、人間よりも体重が何倍にも低い犬に同じように与えてしまうのは避けたほうがよいですね。
ラズベリーの与えすぎは、脂肪燃焼効果があるとは言え肥満の原因や歯周病、糖尿病のリスクを高めるため与える量は1~2粒程度に抑えたいですね。
また、一度に食べすぎると単純に消化が追い付かず、下痢や便秘などの原因になる場合も。
もちろん、お砂糖をたっぷり使ったラズベリージャムも与えない方がいいですね。
ラズベリーは、生食か冷凍のものを1~2粒程度嗜むくらいが良さそうです。
ラズベリーの栄養、効果・効能
ラズベリーには様々な成分が含まれていて、果実類でも屈指の栄養価の高さを誇ります。
ビタミンCやカリウム、鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラル類が豊富に含まれています。
中でも特に注目したいのは、ポリフェノールとビタミンE、食物繊維、そして、香り成分のラズベリーケトンです。
ポリフェノールとビタミンE
ポリフェノール類の一種であるアントシアニンは、視力を高め、眼精疲労を改善させる働きがあります。
また、高い抗酸化作用から生活習慣病の予防・改善、老化防止などの効果が期待できます。
食物繊維
ラズベリーに含まれる食物繊維は、ペクチンという水溶性食物繊維です。
この食物繊維は、胃腸の糖質吸収を抑えてくれます。
さらに、食物繊維も果物の中でも豊富に含まれているので、便秘や高血圧予防の効果も期待できます。
ラズベリーケトン
ラズベリーの香り成分で、唐辛子などに含まれているカプサイシンの3倍もの脂肪燃焼効果があります。
他にも、メラニン色素を抑制する働きから美白効果も期待できます。
ラズベリーケトンと食物繊維の相乗効果で、ダイエットに最適の食材です。
ラズベリーを活用するレシピ
レンジで簡単ラズベリージャムの作り方
<材料 >
ラズベリー (冷凍) 100g
砂糖 50g
レモン汁 小さじ2
<作り方>
1、大きめの耐熱容器に材料を全郡入れて混ぜ合わせ、ラップをして600Wの電子レンジで2分加熱します。
2、一度取り出し、ラップを外しスプーンで混ぜ合わせます。
3、ラップなしで600Wの電子レンジで5分加熱し、水分を飛ばし粗熱が取れたら完成です。
レンジで簡単ラズベリーソースの作り方
<材料>
ラズベリー(冷凍) 100g
グラニュー糖(砂糖) 40g
レモン汁 大さじ1
<作り方>
1、ラズベリーとグラニュー糖を耐熱容器に入れて、ラップなしで沸騰寸前までレンジで2分加熱します。
2、粗熱をとり、茶こしなどで潰しながらこして完成です。。(ミキサーで撹拌しても。)
ラズベリーの育て方と豊富な栄養を活用するレシピ愛犬にも!のまとめ
ラズベリーの育て方と豊富な栄養を活用するレシピ愛犬にも!のまとめです。
ラズベリーは、半日陰で育てることと、水やりに注意がいります。
土もベリー用のものがあるので自分で配合するより簡単です。
ラズベリーは、スーパーなどで売られているのを見たことがなくて、冷凍ラズベリーがほとんどでした。
冷凍ラズベリーも美味しくて大好きなのですが、自分でもラズベリーの苗を植えて収穫して生食したいと思い、苗を頂いて植えてみました。
ただ一度にたくさん熟さないので、収穫できたからと言って、ジャムやソースが直ぐに作れないところが残念ですが、ラズベリーを収穫して直ぐに冷凍しておき溜まったらジャムやソースを作ります。
冷凍のまま、愛犬達と食べてもいいので1年に2回も収穫出来る二季なり性はうれしいです。
もちろん、ラズベリーの生食も愛犬達と堪能してます。
ラズベリーは、1本だけだとたくさんの実が収穫できないので、増やしたいと思います。
ラズベリーの増やし方や選定の仕方などもしっかり調べて紹介しますね。