おしり洗い方は3秒拭き方はMAX3回まで!下腹部ゆすりマッサージのやり方で出残り便秘を改善。
世界一受けたい授業では、「ベストセラーから学ぶ!いま気を付けたいカラダ」と題して、体の不調として「おしり」をテーマとしておしり洗い方や拭き方、姿勢について紹介しました。
「痛み・かゆみ・便秘に悩んだらオシリを洗うのはやめなさい」の著者で、10万人のおしりを見てきたという肛門科医の佐々木みのり先生によると、長時間のトイレや座りっぱなしの生活でおしりがうっ血してしまい、おしりのトラブルを招いているということです。
また、長時間お尻を洗っている人ほどお尻が汚いということでした。
おしり洗い方は温水洗浄便座なら3秒
ウォシュレット(温水洗浄便座)でおしりを洗うことが当たり前になっている時代です。
ですが、おしりのトラブルを抱えているひとは、温水洗浄便座は便利ですが注意がいるとのことです。
肛門周りの皮膚は、目の周りの皮膚と同じくらいデリケートなので洗い過ぎると、皮膚を守ってくれる美肌菌や善玉菌の表皮ブドウ球菌まで流されてしまいます。
すると、バリア機能が低下し乾燥してかゆみの原因になったり、皮膚がボロボロになってウイルスにも感染しやすくなるというのです。
つまり、お尻を洗う時間が長いほどお尻が汚くなるというのです。
温水洗浄便座を使うなら、水圧はいちばん弱く水圧もいちばん低い状態で洗浄時間は3秒以内です。
本来、正しく排便できていれば、拭いたときに紙に便はほとんどつかないのです。
もし、3回拭いても紙に便がつくようなら、「出残り便秘」です。
出残り便秘とは?
毎日排便していても、便意を我慢することで出口付近に便が残っている状態です。
何回拭いても汚れが落ちないので、しつこく洗ったり拭いたりしているうちにだんだんとお尻が傷つけてしまうのです。
出残り便秘チェックシート
□ 1日に何度も便が出る
□ 温水洗浄便座を愛用
□ お尻を拭く回数4回以上
□ 食べるたびに便が出る
□ 時々肛門が切れる
チェックがひとつでもあれば危険!
3っつ以上あればほぼ間違いなく、出残り便秘です。
出残り便を出し切る方法
排便時の姿勢でおススメされているのが、ロダンの「考える人」のポーズです。
ロダンの「考える人」のポーズをすると、直腸と肛門の角度がまっすぐになるので便を出しやすくなるので、肛門を締めつける括約筋(かつやくきん)が緩むと言われています。
かかとを持ち上げるのではなく、足の裏全体を床にしっかりつくようにして下半身の力を抜くようにすると、お尻に力が入りやすくなります。
また、足の裏全体が床につかない場合(子供など)は足台や段ボール箱などを置きます。
足自体にかかる余計な力を抜くことで、排便がスムーズになるためおしりにかかる負担も減るということです。
大人でも、台を使うと角度がついて排便しやすくなるという人も多いそうです。
排便時の姿勢は、しゃがむと前傾姿勢となるしゃがんだ姿勢が理想だといいます。
でも、しゃがんだ姿勢「考える人」ポースでは、かえって便が出にくいという人もいるのだとか。
前傾姿勢よりも、まっすぐの方がいい、のけぞった方が出やすいという人もいるそうです。
それは、ひとによって直腸と肛門の角度や腸の大きさと形が違うからだということです。
排便時の姿勢は、しゃがんだ姿勢「考える人」ポースが理想ではありますが、合わないという場合は、色々試してみるといいようです。
それでもダメなら・・・。
まさに今、出かかってる
ちょっと、残ってるかも
と言う時に、おススメなのが「下腹部ゆすりマッサージ」です。
下腹部ゆすりマッサージのやり方
1、便座に座り、考える人のポーズのように上体を少しだけ前かがみになります。
2、この時、かかとを床にしっかりつけても、つま先立ちでもどちらでもOKです。
3、両手の親指をおへそに置いて、手のひらでおへそより下の部分を包むようにもち、そのままお腹を上下に優しく揺すります。
下腹部揺すりを行うだけで、数十秒で便意が着たり、軽くいきむだけで排便しやすくなるというのです。
おしりを傷めない拭き方
排便後に、おしりを拭く回数って意識していますか?
たぶん、わたしもですが多くの方は意識していないように思います。
おしりを傷めない拭き方とは?
1、おしりをゴシゴシと力任せに拭かない。
2、おしりを拭くときは、トイレットペーパーを3回くらいカラカラと出してテニスボールくらいの大きさにふんわり丸めて優しくポンポンとあてます。
※摩擦が軽減され、皮膚の負担にならないのです。
お尻を優しく拭いたあとは、必ず紙をチェックするようにします。
3回拭いたあとの紙に便がついていたら、「出残り便秘」なんです。
それでも便がついてしまう場合は、トイレットペーパーを畳んで下着とお尻の間に入れておきます。
とにかく4回以上拭くのは避けるようにします。
でも、ニオイとか気になりますよね。
佐々木先生によると、洗い過ぎている人ほど においの悩みで受診しているそうです。
洗うのをやめたら、においが気にならなくなったという女性もたくさん見てきたというのです。
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あとちょっと その踏ん張りが 腫れのもと
排便時に、最後まで出し切りたい、まだ少し残ってるといった状態の時、無理矢理力んできませんか?
無理矢理便を出そうと力んでしまうと、おしりに負担がかかります。
1回のいきみは10秒以内!
それでもダメだったら、頑張りすぎずにいったんトイレから出ます。
ちょおと運動したり、お腹のマッサージしてから便意を感じたら、もう一度トイレに入りなおすほうが、肛門にかかる負担は少ないそうです。
おしり洗い方拭き方は3秒3回まで!スムーズな排便の姿勢は考える人のまとめ
世界一受けたい授業では、「ベストセラーから学ぶ!いま気を付けたいカラダ」と題して、体の不調として「おしり」をテーマにおしりのトラブルについての紹介でした。
おしりの洗い方は、ウォシュレット(温水洗浄便座)で3秒、おしりの拭き方は3回までが良いとのことです。
スムーズな排便の姿勢は、ロダンの「考える人」のポーズが一般的におススメされています。
痛み・かゆみ・便秘に悩んだらオシリを洗うのはやめなさい」のレビューでも、「正しいお尻の取扱い説明書」という感じだということでしたので、流石に、10万人のおしりを見てきたという肛門科医の先生だなと思いました。
おしりのトラブル時には、「座浴」って正解だったのですね。
おしりが痛い時って、ぬるま湯でぴちゃぴちゃ洗うというか、浴びせる感じすると楽になりますよね。
そうそう、拭くときも柔らかめのタオルでポンポンって軽く押さえる感じで拭きますものね。
おしりのトラブルは、人に聞けないだけに悩みのタネにもなりますね。